犬のしつけ教室~しつけは誰にでも出来る~
しつけとは犬と人間が楽しく暮らせるための約束事です。
しつけを行う上で、大きく2つのしつけに、分ける事が出来ます。
- 他に迷惑をかけないしつけ、安全に楽しく暮らせるためのしつけ
- 犬とのコミュニケーションの一つとして行うしつけ(遊び)
私は犬の訓練士として、数年間現場でしつけの仕事をしていました。
訓練所に来る犬の多くは、「吠え癖が治らない」、「咬む」、「引っ張る」などのしつけの悩みから訓練所に預けられている犬でした。
訓練所で、問題行為を直してもらうしつけの方法も一つの方法です。
しかし、ほんとにそれでいいのですか?
飼い主と犬はしつけを通して、一緒に成長していくことが理想だと思います。
今はなかなかうまくしつけが出来なくても必ずしっかりとしたしつけができるようになります。
犬と自分を信じて、しつけを行ってみてください。
この吠える、咬む、引っ張るの3大しつけの悩みは、他に迷惑をかけないしつけとして必ず必要なしつけの一つです。
犬辞典でマスターしてください!!出来ますしつけは誰にでも!!
しつけをする前に知ってほしいこと
まずは私がしつけについてお話しする前に私が考えるしつけについてお話をさせてください。
このしつけについての考え方が違うと私のしつけ方法を理解してもらうことは難しいと思います。
早速ですが私に取ってのしつけとは、上記でもあげている通り「他に迷惑をかけないしつけ」です。
それ以外のしつけは正直必要ないと思っています。
私にとって犬は家族であり自分の子供です。
子供を育てるので当たり前のマナーを伝えるのは親の役目ですよね。
ですので子供として犬と接します。
犬に上下関係が必要だとか、しつけ上一緒に寝てはいけないとか、そんな細かいことは一切気にしていません。
だって家族なので一緒に寝るのも普通ですし、喧嘩もすれば、怒ることだってお互いにあると思います。
「他に迷惑をかけないしつけ」に関しては怒ったとしても絶対に出来るようにさせることが飼い主さん(親)の責任です。
しかしそれ以外の、ジャンプとかに関してはできなくてもまったく問題ないですし、コミュニケーションとして遊びながらできるのであればよいですし、これをやることによって飼い主さんがイライラして怒ったりするくらいならやらなくていいです。
むしろやらないほうが楽しく暮らせるでしょう。
特に小型犬を飼う方は吠えない、噛まない、トイレの3つさえ出来れば後は出来なくても全然幸せに暮らせますよ。
むしろがちがちに「しつけ」をしてしまうほうが楽しくないです。
私が言うのもなんなのですがしつけはほどほどに最低限のことだけをするようにして、あとはわんことの生活をとことん楽しむことのほうが重要ですよ。
犬のしつけで重要な事
しつけを行うのに一番必要な事は、犬とのコミュニケーションをしっかりと取ることです。
しつけでは遊びの延長線上でしつけを行う
飼い主も犬も、楽しみながらしつけを行う事が大切です。
言葉のわからない犬でも、根気よく、しつけを繰り返すことによって必ずしつけの意味を理解してくれます。
私は、楽しく、根気よく、犬とコミュニケーションを取ってしつけを行えば、しつけ方法などは関係なく、犬は必ず覚えてくれると思っています。
犬のしつけの方法
ここからはしつけの方法について説明します。
しつけ教室では犬の問題行為を直すためには、「なぜ」という疑問から考え、しつけを行っていきます。
- なぜ犬は吠えるのか?
- なぜ犬は咬むのか?
- なぜ犬は引っ張るのか?
このなぜ?を理解してあげる事が、しつけの方法を決める第一歩です。
ほえ癖のある犬では、恐怖心から、遊んでほしいから、家族を守る為の威嚇など様々な「なぜ」?があります。
上の3つでは全くと言っていいほど、しつけの方法は違います。
(詳しくはそれぞれのしつけページで「なぜ?」から方法まで紹介しています)
しつけのポイント
しつけのポイントは褒める事です。
しつけの仕方に関しては、「楽しく、褒めて」をお勧めします。
しつけの方法により異なりますが、褒める事は最大のコミュニケーションです。
訓練士の世界でよく言われるのは、褒め方で訓練の質が変わってくると言われています。
それほどに、しつけの中で褒める事が大事なんです。
しかし、褒めるだけがしつけではない!!
今までいていたことと、矛盾していますよね。
でも聞いてください私がなぜ、犬とのコミュニケーションを大事にしているかというと、時には怒ることも必要なしつけと考えているからです。
(怒ることは、手を出すことではありません)
コミュニケーションが不十分の犬の場合は怒ってしつけを行ってしまう事で恐怖心を感じてしまい、しつけどころか、犬との暮らしまでもがマイナスの方向に動いてしまいます。
しかし、犬とのコミュニケーションがしっかり取れている場合には、たとえ怒ったとしても、なぜ怒られたかを理解してくれるはずです。
よく、犬は言葉を理解できないからしつけでは怒ってはだめと書いてある本を目にしますが、本当に言葉を理解できないのでしょうか?
もちろんすべてのしつけを怒って行う事は絶対にやってはいけない事です。
しかし、私は犬との暮らしの中で、言葉のすべてを理解することは出来ないのかもしれませんが、人間の心を理解してくれていると確信をもって断言できます。
「愛情をもって褒めて、時には愛情をもって叱る」
この考え方が犬の辞典のしつけの考えです。
褒める時もあれば怒る時もあるそれがしつけであり犬との暮らし方です。
種類別のしつけ教室
犬を飼う上でのしつけ=初級しつけ編
ここでは、必ず出来なければいけないしつけor最も多い、吠えグセ、散歩中に引っ張るなどのしつけ方法を説明しています。
必ず学ばなければならない犬を飼う上でのマナー的なしつけですのでマスターしてください。
基本的なしつけ=中級しつけ・訓練編
飼う上でのしつけ以外の基本的なしつけをピックアップしました。
この基本的なしつけさえ覚える事が出来れば、楽しく、快適に過ごすことが出来るでしょう。
JKC家庭犬資格訓練編=上級訓練編初級、中級の総合訓練です。
ここでは専門用語などが多く登場します。
この内容が出来れば、実際に資格を取ることが可能です。
チャレンジゾーンです。
- 紐付脚側行進
- 停座及ぴ招呼
- 伏 臥
- 紐付立止
- 常歩行進中の停座
- 速歩行進中の伏臥
- 物品持来
- 据 座
- 遠隔・立止から停座
- 遠隔・伏臥から立止
- 遠隔・停座から伏臥
- 障害飛越(片道)
- 障害飛越(往復)
- 休 止
犬のしつけQ&A
ブログで公開したQ&Aを犬辞典でコンテンツにしわかりやすくまとめました。実際に頂いた質問を基に作成したものなので、しつけに悩む方の役に立つと感じます。
犬との幸せな生活を願っている飼い主さんへ
犬の辞典では犬を飼う時に少しでも幸せに暮らして頂きたいという気持ちから犬の保険の加入をおすすめしています。
犬の保険に加入すると病気の早期発見につながるとともにしっかりとした治療を行うことができます。
まずは犬の保険について知っていただき、愛犬との幸せな生活にお役立てください。
詳しくは「犬の保険を知る」をご覧ください