犬種別のなりやすい病気
日本で飼われている犬は、普段よく見られる犬種でも40種類以上に上ります。
犬種別に特徴があり原産地、遺伝子的系統も違います。これが犬の体質の違いとなり、犬種ごとにかかりやすい物もある種の傾向があるようです。
そんな犬種ごとの病気になりやすい違いを25犬種紹介します。
雑種(ミックス)
一般に雑種と言われる犬は、実際には本来はもっとも本来の犬に近い姿をしています。
一方、純血種と呼ばれている血統書犬種は目的にそり、さまざまな特徴を持つ犬種どうしを遺伝的に固定させたものです。
雑種は純血種の持つ遺伝的な欠陥が少ないため良い環境で飼えば長寿と言われます。
また小型犬は大型犬よりも長生きというのも1つの事実です。
大型犬の寿命が平均して13歳なのですが、小型犬になると平均寿命は17歳となっています。
20歳を超える子も今ではめずらしくありません。
高齢になればなるほど病気でのリスクが多くなることが考えられており、犬の保険という昔はあまり考えられていなかったペットの保険が注目を浴びるようになったのです。
犬種の種類
あいうえお順で25の犬種の病気との関連となりやすい病気を紹介していきたいと思います。
秋田
病気との関連
大型犬なので、骨や関節の成長に関した物が多い。
かかりやすい病気
- 肘関節
- 股関節形成不全
基本的には健康で病気にも強いので体重をしっかりとコントロールして足に負担をかけないようにする
ウェルシュ・コーギー
病気との関連
首の椎間板ヘルニアによる四肢または後肢のしびれ、麻痺が多くみられる。1~2歳になる頃から脳の異常によるてんかん発作を起こすことも多い。
かかりやすい病気
- 股関節形成不全
- 頚椎症(首の椎間板ヘルニア)
- てんかん
- 緑内障
ヘルニアになりやすく目の病気やてんかんなどの遺伝的な病気もあるため、体重のコントロールと目の周りを清潔に保つことを心掛ける。また出来れば保障がしっかりとした保険に加入しておくと安心。
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
病気との関連
異常として口蓋裂やヘルニアなどがおこるが、無理な交配をしていないので病気は少ないほうである。
かかりやすい病気
- 心臓病
- 白内障
病気は少ないほうでですが、ヘルニア等手術になりやすい病気にかかりやすい傾向があるので低価格な手術だけの保険に入っておくと安心です。
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コッカースパニエル(アメリカンやイングリッシュなど)
病気との関連
白内障など目の病気におかされやすいが、比較的、病気になりにくい犬種。
かかりやすい病気
- 白内障
- 緑内障
- 皮膚病
- 皮膚ガン
私が飼っている犬種で比較的健康な犬種なのでもしもの時のために手術だけの保険に入ってます。
コリー
病気との関連
夏の暑さに弱く、コリーアイは目、またグレーコリー症候群は、毛の色が灰色系や銀色のコリーに発生する白血球の病気。
かかりやすい病気
- コリーアイ
- グレーコリー症候群
- てんかん
- 難聴
毛の色などに限定した病気はもっといるものの全体的にみると健康な犬種
ゴールデン・レトリーバー
病気との関連
関節の形成不全は高度に発生する。白内障になる確率も高い。
かかりやすい病気
- 関節形成不全
- 白内障
- アトピー性皮膚炎
- ガン
大型犬の中でも股関節や皮膚病などかかりやすい病気を多く持っている犬種で、大型になり1回の病院代も多くなってしまうことも多いので通院保障の付いた犬の保険に加入しておくともしもの時に良いと思います。
シーズー
病気との関連
目が大きい犬の宿命として目の病気にかかりやすい。小型犬ながら体は丈夫。
かかりやすい病気
- 目の病気(眼瞼内反症、外膜炎、網膜剥離)
目の病気にかかり安という点以外は丈夫ではあるが、目の病気は慢性化しやすいのでできれば通院保障の付いた犬の保険に入っておくと安心
柴犬
病気との関連
交配による異常はほとんどない、時に膝蓋骨の脱臼が見られる。
かかりやすい病気
- 膝蓋骨の脱臼
日本犬の中でも特に遺伝的病気も少なく長生きな犬種。ただし長生きで寿命も長いので年を取った時の病気などには注意が必要。
シベリアン・ハスキー
病気との関連
種類により成長速度が大きく異なる。しかし生まれつきの病気は比較的少ない。
かかりやすい病気
- 白内障
- 股関節の整形不全
大型犬特有の股関節の病気に不安はあるもののその他の病気は少なく、体重のコントロールさえ行えば遺伝からくる病気は少ないので安心
ジャーマン・シェパード・ドック
病気との関連
遺伝疾患が非常に多い。股関節の形成不全が多く、これに関して脊髄の異常多い。遺伝子的理由により情緒不安定な個体いる。
かかりやすい病気
- 股関節の形成不全
- 白内障
- 異常行動
大型犬の中でも股関節や皮膚病などかかりやすい病気を多く持っている犬種で、大型になり1回の病院代も多くなってしまうことも多いので通院保障の付いた犬の保険に加入しておくともしもの時に良いと思います。
ダックスフンド
病気との関連
網膜の異常などにかかりやすい。また最も多いのはこの種の胴長短足の体型により椎間板ヘルニアになりやすい。
かかりやすい病気
- 白内障
- 眼瞼外反症
- 椎間板ヘルニア
- 糖尿病
ヘルニアなどになりやすいので負担をかけないように体重のコントロールをしっかりと行う必要がある、ヘルニアなどになってしまった場合は手術になる恐れが多いので、負担をなくす為にも手術に特化した低価格な保険に加入しておくのも一つの手
ダルメシアン
病気との関連
膀胱(ボウコウ)に結石が生じやすい。また皮膚病になりやすい。
かかりやすい病気
- 尿酸結石
- アトピー性皮膚炎
皮膚病になりやすく、病気自体も慢性化して治療費もかなりなことになることが多い犬種なので、皮膚病の保障がされる犬の保険に加入することが必要。
チワワ
病気との関連
最小小型種で注意すべき点は、頭蓋骨にすき間があるため、ぶつけたりたたいたりしてはいけない。またこの種は低血糖症になりやすい。
かかりやすい病気
- 低血糖症
- ドライ・アイ
- 水頭症
頭には非常に注意が必要で優しく接しなければならないことと、目の病気にもなりやすいのでできれば低価格の犬の保険に入っていると安心。
ドーベルマン
病気との関連
しばしば「ふらつき症候群」を発症する。複雑な交配により生まれた犬にあるさまざまの病気を発症する。
かかりやすい病気
- ふらつき症候群
- 難聴
- 突然死
大型犬の中でも特に遺伝的に様々な病気を発症する可能性が非常に高い。負担を考えると犬の保険をできる限り保障を厚くして加入をすることが必要。
パグ
病気との関連
異常として口蓋列や口唇列が多い。毛の黒い種は膝蓋骨の脱臼も多い。
かかりやすい病気
- 口蓋列、口唇列
- 膝蓋骨の脱臼
- 尿路結石
ビーグル
病気との関連
椎間板ヘルニアになりやすく、白内障などの目の病気にかかりやすい。てんかんなどの症状は1歳以降に見られるが、脳波を調べれば早い段階での発見が可能。
かかりやすい病気
- 椎間板ヘルニア
- 白内障
- てんかん
プードル
病気との関連
デリケートな犬でアレルギーや目、耳の病気にかかりやすい。
かかりやすい病気
- 過敏性皮膚炎
- てんかん
- 白内障
- 軟骨形成不全
基本手に頭が良くて飼いやすい犬種ではあるが、遺伝的には病気になりやすい傾向が強く、特に目や耳の病気では通院回数が多くなり、治療費の負担が多くなりやすいので通院保障の付いた犬の保険に加入するといいと思います。
ブルドック
病気との関連
異常の多い犬種。口蓋列や、顔や体にしわが多いことから細菌感染をおこしやすい。
かかりやすい病気
- 口蓋列
- 睾丸停滞
- 股関節の形成不全
- ガン
ボクサー
病気との関連
ホルモン異常や、心臓疾患になりやすい。ガンになる確率も高い。
かかりやすい病気
- 心臓病
- 椎間板ヘルニア
- ガン
- アトピー性皮膚炎
大型犬の中でも特に遺伝的に様々な病気を発症する可能性が非常に高い。負担を考えると犬の保険をできる限り保障を厚くして加入をすることが必要。
ポメラニアン
病気との関連
最小の小型犬に共通の頭蓋骨にすき間が空いており、衝撃を与えてはならない。低血糖、睾丸停滞、気管虚脱などの問題を持つ。
かかりやすい病気
- 低血糖
- 睾丸停滞
- 気管虚脱
マルチーズ
病気との関連
小型犬に共通する物として、水頭症、低血糖症、膝蓋骨の脱臼が大変多い。涙が出やすく、ひどいときには外科治療を必要とする。
かかりやすい病気
- 水頭症
- 低血糖症
- 膝蓋骨の脱臼
- 眼瞼内反症
膝蓋骨の脱臼にプラスして目の病気にもなりやすいので注意が必要。目の病気は通院が多くなるので、犬の保険に加入しておくともしもの時の負担をなくすことが出来ると思います。
ヨークシャー・テリア
病気との関連
この犬種も幼犬のときによく低血糖症を起こす。膝蓋骨の脱臼はこの犬種が常に悩まされる病気。
かかりやすい病気
- 膝蓋骨の脱臼
- ドライ・アイ
- 水頭症
膝蓋骨の脱臼が多い犬種なので常に注意が必要。病気という点ではそれ以外は基本的に丈夫
ラブラドール・レトリーバー
病気との関連
関節の形成不全は高度に発生する。白内障になる確率も高い。筋ジストロフィーはこの犬種の遺伝病で、生後3ヶ月で歩行障害があらわれる事もある。
かかりやすい病気
- 関節形成不全
- 白内障
- アトピー性皮膚炎
- 皮膚ガン
- 筋ジストロフィー
大型犬の中でも股関節や皮膚病などかかりやすい病気を多く持っている犬種で、大型になり1回の病院代も多くなってしまうことも多いので通院保障の付いた犬の保険に加入しておくともしもの時に良いと思います。
詳しくは「犬の保険を知る」をご覧ください