保険会社と少額短期保険業者の違いについて
ペットの保険を扱うには少額短期保険業者か保険会社である必要があります。
この少額短期保険業者と保険会社について紹介していきたいと思います。
「少額短期保険業者」というのは、名前にもあるとおりに補償する金額が「少額」で、保険の期間も「短期」の業者となります。
具体的には補償の金額が総額で1000万以内、期間は2年、会社としての年間保険料の支払額が年間50億以内の保険会社となります。
資本金も1000万円から登録できます。
「保険会社」というのは最低資本金が10億円で免許制となり規模がそれだけ大きく、その分規制も厳しくなっています。
しかし単純に規模の大きさだけで保険を判断するのではなく、どちらの保険会社にも特徴があるので、保険の内容や補償内容を確認してください。
また損害保険会社には、損害保険契約者保護機構の加入が義務付けられているので、会社が破綻した際に、保険金などは原則、80%が補償されます。
会社としての安心面では保険会社として免許の取得ができ資本金も10億円としっかりとしているのでよっぽどのことがない限り会社として存続ができなくなるということはないと思います。
また少額短期保険業者においても資本金は1000万円と保険会社に比べるとかなり少ないのですが、その分保険の年間支払額も少額でなおかつ期間においても短期と制限があるためよほどのことがない限りは保険を継続できなくなるということはないと思います。
ただし損害保険会社も少額短期保険業者もどちらも金融庁の監視の下で運営を行っているので倒産するなどの心配は少ないと思います。
大きな違いは会社が倒産してしまった時に、お金が戻ってくるか来ないかでしょう。
それよりも補償内容で病気に対してしっかりと保障してくれるのかしてくれないのかという安心をしっかりと比較して保険を選んでください。
損害保険会社も少額短期保険業者であっても中には保障されなかったなどという口コミもあるのも事実です。
もちろん保障されなかったということがすべて保険会社が悪いわけではなく、しっかりと規定内容に沿っていて保証がされないということのほうが多いので、保険に加入する前にまずはその保険の規定内容をしっかりと読み返して確認をする必要もあります。